たかちほ正史発酵蔵、9月13日、オープンいたしました。

 

こんにちは、たかちほ正史発酵蔵の三代目、竹之下正史です。

今回はちょっと個人的な話をさせてください。

僕、実は2016年から毎日欠かさず納豆を食べ続けてまして、今年で9年目になります。 しかもただ食べているだけじゃなくて、Instagramで365日毎日、納豆レシピを投稿しているんです。

友人からは「よく飽きないね」「それ、仕事だからでしょ?」なんて言われますが、違うんです。 本当に好きなんです、納豆が。食べないと、逆に落ち着かない(笑)

 

なんで毎日食べられるのか?

正直、最初は「毎日なんて無理だろう」と思ってました。 でも、気づいたら続いてたんです。いまではもう、歯磨きと同じ感覚です。

きっかけは、「納豆の食べ方、いろいろあるよ」っていう提案がしたくて始めたレシピ投稿でした。 それがだんだん、どこまで納豆って可能性があるのか?自分たちがどれだけ納豆に向き合っているか?

…そんなことを伝えたくて、気づいたら9年。 それも、納豆自体がちゃんとおいしいからなんです。美味しくなかったら、絶対に続いてません(笑)

 

「今日の納豆、当たりだった!」

毎日食べてると、わかるんですよ。

あ、今日はすごく香りがいいな。
・この甘み、やばいかも。

うちの納豆は"混ぜない納豆"なんですが、開封した瞬間に旨みのピークが来てるように設計してるんです。

だからこそ、毎日ちょっとずつ違う。 季節や気温、豆の状態によって、微妙に変わるんです。

僕はいつもレシピをつくる前に、納豆を2〜3粒だけそのまま食べて“あいさつ”するんですけど、その瞬間に「今日は当たりだな」ってわかる日がある。

そんな日は、正直レシピつくりたくないです(笑) なにも混ぜたくない。そのままで完璧だから。思わず、心の中でつぶやきます…

「マジでうめー」って。

 

“混ぜない納豆”に込めたこと


うちの納豆づくりは、祖父の時代から始まりました。

毎晩、大豆の浸し具合を確認して、発酵時間や温度を少しずつ変えて、試しては食べ、また試す。

その積み重ねが、父に受け継がれて、僕は今、「そのすべてを、もっと美味しく、もっとシンプルに」伝えるために、“混ぜない納豆”をつくっています。

一粒一粒が、噛むほどに甘くて旨い。 しかも、混ぜなくても、タレを入れなくてもおいしい。それくらい、ピークの状態に持っていけるように、妥協なく仕上げているつもりです。

 

なぜ高くても、これを届けたいか?


「毎日食べるなら、普通の安い納豆でもいいのでは?」

もちろん、安価な納豆にも価値はあります。 でも僕は、“毎日の食卓がちょっと贅沢になる納豆”があってもいいと思うんです。

5分の朝ごはん、10分の夜のおつまみ。 その時間が「うわ、今日も幸せ…」になるなら、300円の納豆は、高くないかもしれない。

そしてなにより、僕自身がそう思ってるからこそ、自信を持って届けられるんです。

 

これからも、納豆を食べ続けます


うちの納豆って、ほんとうに美味しいんですよ。 自分で言うのも変ですが、大人になって改めて他社さんの納豆をいろいろ試して、気づきました。

─ あれ?うちの納豆、うますぎじゃ?

それ以来、もっと美味しくしたくて、もっと知ってもらいたくて、毎日続けてます。いつか、あなたの冷蔵庫にも「今日はどれにしようか」って選べる“ごちそう納豆”がある日が来たら嬉しいです。

これからも、365日納豆と向き合いながら、毎日お届けしていきますね。